お金の知識を高めるといっても何から手をつけていけば分からない人も多いと思います。私も初めはよくわからず投資をすれば良いのかな?といきなり株を買ってみたりFXをやってみたりしてすぐに失敗してしまいました。運転免許無しで車に乗るのに等しく投資をするにもお金の知識、基礎体力が必要です。すぐに怪我をしないために、、、
だれでも手始めにとりかかるべきは個人の財務状況を把握すること、すなわち個人のバランスシートを作ることが重要で、この基礎を押さえることで将来の資産形成につながると私は思います。家計簿?なんて思う人もいるかもしれませんがまたちょっと違う視点が必要です。少なくとも先月いくら食費と遊びに使ったっけ?などお金の流れを意識しないで生活していることはとても危険です。この記事でコツを掴んでもらえたらと思います。
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バランスシートの重要性
バランスシート(以下、BS)は、例えば企業の財務状況を把握する上でとても重要な資料で、企業経営においても欠かすことのできないものです。同じように個人が自分自身を把握するのにも活用できます。
まずBSはある一定期間の資産や負債、純資産の状況をあらわす財務諸表の一つです。内容を分解すると、
1: 資産:個人が所有する物や権利、現金、預金、株式などの資産価値があるもののことです。
2: 負債:個人が支払わなければならない債務のことです。住宅ローンや自動車ローン、リボルビング払いなどもそうです。
3: 純資産:個人が所有する資産から負債をひいいた残りの価値のことです。
細かくやりすぎると最初でつまずいてしまうので、まずは収入と支出の管理から始めると簡単です。
BSに必要な項目?
収入と支出の把握はアプリを使うと簡単です。私はMoneyTreeというアプリを使って把握するようにしています。他の類似アプリと違い無料でも接続可能金融機関が多いのが特徴です。私は銀行、証券口座、クレジットカード、電子マネーをそれぞれ複数登録しています。例えばクレジットカードで支払いをしたものや定期銀行引き落としのものなどちゃんと「外食」とか「ガソリン代」「通信費」など勝手に振り分けてくれるのでほんと楽です(笑) ここから大まかな全体像をつかむことができればまずはスタート地点に立てた様なものです。
次にMoneyTreeで把握しきれない項目を洗い出していきます。例えば登録できていないローンは負債ですし、生命保険や学資保険の解約返戻金・満期保険金などは資産に入れられると思います。
作ったあとにすること
大まかなお金の流れがつかめると、自分の現在地が分かります。いつも赤字で貯金を切り崩しているのか、なんとなく毎月貯金できてて気がついたらお金が貯まっていたとか。貯まっていたらまだいいのですが、把握ができないとこの後の「計画」が立てられません。今後そのお金をどうするの?何かに使うのか、資産運用するのか、返済にあてて早期完済を狙うのか。そこを考えていくことがお金の知識・金融リテラシー向上につながるのでしっかりと考えていきましょう。
私はもともと老後資金のことを考えて貯金ではなく資産運用にて必要額を達成したいと考えました。貯金を使って投資信託を一括購入し、さらにお金の余力の範囲内で最大額を毎月積み立てで投資信託を買おうと思いましたが「いくらつみたてられるのだろうか?」と分からなくなってしまったんです。そこでまずは自分の財務状況を把握しないとと思い始めたのがきっかけでした。
まとめ
- 個人でもバランスシートの作成は大切
- MoneyTreeなどのアプリを使って簡単にあなたの「いま」を確認しよう
- お金の流れをつかんで先々の計画を立てよう
あなたもこのバランスシートをきっかけに自分のお金に対する考え方と向き合ってみましょう。
それでは