複利の計算方法と活用法:初心者向け投資入門

「投資って、何から始めればいいの?」 初めて投資にチャレンジする時、このような疑問を持っていませんか?投資は将来のための優れた手段ですが、銀行の定期預金などと比較するとより高いリターンを得ることができますが、反面リスクがあるため初めての人にとっては不安だらけです。そこで、本記事では初心者に向けて、複利の有効性について解説しながら、リスクを抑える方法についても紹介します。

私は初心者の頃、「とにかくレバレッジを効かせるんだ!」と妙にムキになってFXやら(失敗しましたが)、融資を組んだ不動産投資からはじめました。まぁ、これはこれで一つの方法ではありますが「複利」という言葉・考え方にもっと早く出会っていたらなぁなんて今でも思います。本当に「複利」という言葉と出会って私の人生は激変したのですから。

この記事を読んでわかること
  • 複利とは何か、その重要性
  • 分散投資とは?
  • 投資信託やETFといった商品についての基礎知識
  • 自己分析を行うことでリスクを抑える方法
  • 初心者にオススメの投資先について

複利とは何か、その重要性は?

「複利」とは、元金に利息が加わり、その利息もまた利息の対象となることで、元本と利息の合計が増えていくことです。つまり、利益が得られた部分も再び利益を生み出すことで、資産形成に大きく寄与します。長期的な視点で見ると、複利効果は非常に大きくなります。そのため、初めての投資においては、複利の効果を理解し、長期的な視野を持つことが重要です。

また、「単利」とは元本に対して利率が一定である場合の利息計算方法です。例えば、100万円を年利率5%で1年間預けると、1年後には利息50,000円が加わった合計105万円が返ってくるという計算です。

単利の場合、利息は元本にのみ加算されます。つまり、利息が加算された後も、元本は変化しません。そのため、毎年同じ金額を預けていても、利息が毎年同じ額である限り、利息の総額は一定となります。

複利の活用法

複利を生かすには、まず時間をかけて投資することが最重要です。複利は時間とともに成長しますので、短期間の投資ではその効果はほとんど現れません。次に定期的な投資、いわゆる積み立て投資を行うことも重要です。毎月あるいは毎年一定額を投資することで、元本を増やしながら、長期的な利益を生み出すことができます。

リスク管理の重要性

リスクを抑えるための分散投資

投資先の分散

分散投資とは、複数の投資対象に分散して投資することで、リスクを分散することを目的とした投資方法です。つまり、全ての資金を1つの銘柄や業種に投資するのではなく、複数の銘柄や業種に分散して投資することで、投資全体のリスクを軽減することができます。これを例えてよく言われる言葉は「卵を一つのカゴにいれるな」です。落としたら全部卵が割れちゃうので、いくつかのカゴに分けておきましょうね!ということです。

また、投資信託やETF(上場投資信託)などの商品を活用することもリスク管理に役立ちます。これらの商品は、投資家が複数の銘柄や業種に分散投資することを可能にし、さらにはプロのファンドマネージャーが運用するため、初心者でも比較的リスクを抑えて投資することができます。

時間の分散

上記のような投資先、だけではなく「投資タイミング」も分散するということです。誰も未来の株価なんて分かりません。分からないからこそタイミングを分ける事でリスクを抑えます。例えば100万円を今月一括で投資し、明日株価が半分になったら? 代わりに毎月10万円ずつ10ヶ月に渡って分割投資したら株価の下落の影響を少し抑える事ができます。これは株価が一度下がってまた元に戻ってくる様であれば高い効果が得られる手法になります。なぜなら安いタイミングでも購入する事ができ、その場合多くの量を買う事ができるからです。

自己分析

投資の前に自己分析を行うこともリスク管理につながります。自己分析とは、自分自身の投資における目的やリスク許容度、投資期間などを明確にすることです。自己分析を行うことで、自分自身に合った投資先を選ぶことができ、リスクを抑えた投資を行うことができます。

投資の種類

投資には株式、債券、不動産、商品(コモディティ)、仮想通貨など、多種多様な種類があります。初心者がどのような投資対象を選べばいいのかについては、それぞれの投資対象の特徴とリスクについて理解する必要があります。

株式 企業の株式を購入することでその企業に出資することができる投資対象です。株価の上昇によって利益を得ることができますが、その逆に株価が下落すると損失を被ることもあります。企業によっては配当金を出したり、株主優待を提供したり、といったメリットもあります。短期的な値上がり益(キャピタルゲイン)狙いも手法の一つですが、長期保有で配当金を得続けるインカムゲイン狙いをすることもできます。

債券 政府や企業が発行する債務証券です。債券を購入することで、債券発行者から固定利率の利息を得ることができます。ただし、債券発行者が破綻した場合には元本が保証されないため、リスクがあります。償還期限まで保有すれば元本が返済されるため発行体が破綻しなければ利益の見通しが立てやすいというメリットがあります。

不動産 不動産を購入することで不動産市場の変動によってキャピタルゲインを得ることができますし、賃貸することで比較的安定的に家賃収入を得られる投資対象です。ただし、不動産を購入する際の手続きやメンテナンスに手間がかかることがありますし空室が発生すれば家賃は入ってこないので大きなリスクになりますので空室を抑える工夫も必要です。なので完全な不労所得ではなく、ある意味労働所得という側面もあります。ミドルリスク・ミドルリターンなどと言われたりもしますが知識と経験さえ積めばリスクを限りなく低くする事ができ自分でアレンジできる数少ない投資対象かと思います。また融資を組む事で少ない資金で大きな投資ができ、資産拡大を早める事ができることも魅力の一つです。

商品(コモディティ) 金や原油、農産物などの商品先物取引によって投資を行います。商品は市場によって価格変動が激しいため、リスクが高い投資対象とされています。

仮想通貨 ブロックチェーン技術を用いて発行された電子通貨です。価格変動が大きいため、リスクが高い投資対象とされています。

初心者が投資対象を選ぶ際には、自分の目的やリスク許容度に合わせた投資対象を選ぶことが重要です。また、分散投資によってリスクを抑えることも必要です。

初心者向け投資の始め方

投資を始めるためには、いくつかの基本的な手順があります。まず最初に行うべきことは、証券口座を開設することです。普段使っている銀行などでも取引する事ができますが、窓口の人はその人に都合の良い(手数料収入が入る)金融商品をおすすめしてくることが多いです。なので基本は自分で色々と調べる必要がありますがネット証券が良いと思います。手数用も安く抑えることができますし、取引でいる商品も多いと思います。

次に、投資対象を選ぶことが重要です。株式、債券、不動産、商品、仮想通貨など、投資対象は多岐にわたります。初心者にとっては、リスクの少ない投資対象を選ぶことが重要です。また、自分の投資目的に合った投資対象を選ぶことも大切です。例えば、長期的な資産形成を目的とする場合には、株式や投資信託などの運用型投資が適しているかもしれません。

最後に、投資の仕組みについて理解することが必要です。投資は、自分で取引する自己運用型と、証券会社や投資信託会社などのプロに任せる信託型があります。自己運用型の場合、投資のタイミングや取引量など、自分で決めることが必要です。一方、信託型の場合には、プロの運用チームに任せることができますが、その分管理費用がかかることもあります。自己運用型と信託型、それぞれの特徴を理解し、自分に合った投資方法を選びましょう。

複利の計算方法

複利の計算方法は、初めに投資した元本に対して、利息が加算されるため、元本と利息の合計が次の期の元本になるという仕組みに基づいています。例えば、年利率5%で1万円を投資した場合、1年後には1万500円に成長します。2年後には、1年目の元本である1万円に5%の利息を加えた1万500円が新たな元本となり、さらに5%の利息が加算された1万1025円になります。このように、複利によって元本が加算され、利息も加算されるため、元本に対して継続的に利息が増加するという効果が生じます。

複利計算には多くのツールや公式がありますが、多くの証券会社などのホームページに公開されていますので是非使ってみてください。この様な計算機を使えば、利率や期間を入力するだけで、複利計算が簡単に行えます。

いかがでしたでしょうか。本記事では以上となりますが「複利」という考え方は投資をするにあたって心強い味方なので上手く取り入れて資産形成をしていきましょう。

それでは。

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