シャープレシオを投資信託の販売金額ランキング上位で比較してみた

投資信託を買う時に、いくら儲かっているか!?が分かる「トータルリターン」に目が行きますよね!?あとはレーティングとか!?

他にもシャープレシオや標準偏差など、挙げ始めたらキリがない・・・

社畜投資家としては比較して細かい精査する時間はありません!

なので、販売上位の人気ランキング+αで比較し、そこから見える傾向から銘柄選びの選定の手助けになる情報を取り出したいと思います。

販売上位ランキング比較表!

スマホでは右にスライドさせて見ることができます。シャープレシオ=SRと略しています。

ファンド 総合 TOP5SR 1年SR 3年SR 5年リターン
1年
リターン
3年
リターン
5年
1. eMAXIS Slim 全世界株式1.481.340.8720.99%18.32%14.92%
2. SBI・V・S&P5001.501.4323.38%22.38%
3. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)1.491.441.0123.46%22.55%18.20%
4. SBI 日本株4.3ブル1.260.290.1892.27%18.53%14.39%
5. SBI 日本株3.8ベア Ⅱ-1.10-63.26%
ランキング:SBI証券 2023年11月1日〜11月30日 データ:SR-2023年11月時点 リターン-2023年11月30日時点
ファンド 国内株 TOP5SR 1年SR 3年SR 5年リターン
1年
リターン
3年
リターン
5年
1. 三菱UFJ-日経平均高配当利回り株3.602.430.8344.75%33.46%15.10%
2. eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)1.360.700.6122.08%10.14%10.43%
3. ニッセイ日経225インデックス1.350.690.6021.91%9.98%10.29%
4. eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)1.931.160.6722.52%13.17%9.83%
5. ニッセイ日経平均インデックス1.360.700.6122.06%10.12%10.42%
ランキング:SBI証券 2023年11月1日〜11月30日 データ:SR-2023年11月時点 リターン-2023年11月30日時点

国際株のTOP5のうち上位3つは総合TOP3と変わらないのと、4位・5位は設定日が最近で長期のデータが無いため割愛します。

ファンド バランス型 TOP5SR 1年SR 3年SR 5年リターン
1年
リターン
3年
リターン
5年
1. eMAXIS Slim バランス 8資産均等1.091.090.6810.49%9.26%7.28%
2. 楽天・米国レバレッジバランス0.33-0.067.33%-1.24%
3. ニッセイ・インデックスバランスF
4資産均等
1.381.150.9112.54%8.88%7.72%
4. 三井住友TAM-世界経済インデックス1.371.170.8214.15%9.98%8.49%
5. SBI・iシェアーズ・米国バランス
2資産均等
1.3315.57%
ランキング:SBI証券 2023年11月1日〜11月30日 データ:SR-2023年11月時点 リターン-2023年11月30日時点

そもそもシャープレシオって?

シャープレシオ (Sharpe ratio) とは、投資家がリスクを取って得られたリターンがどれだけ高かったかを評価する指標の一つです。

一般的には、シャープレシオが高いほど、同じリターンを得るために必要なリスクが低いことを示しています。

数値はざっくりと下記で覚えれば良いかと

1以上は良い

2以上は非常に良い

シャープレシオが高いほど、同じリターンを得るために必要なリスクが低いことを示すため、投資家にとっては魅力的な投資先である可能性が高いと考えられます。

ただし、過去のデータに基づいて計算されるため、将来のリターンやリスクを正確に予測することはできないことに留意する必要があります。

上記のランキングだと「三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド」が1年では最も高い数値でした。というか3.60ってどんだけよ……同様にトータルリターンも高かった。

ちなみこのファンド、日経225銘柄のうち、予想配当利回りの上位30銘柄を抽出して投資するアクティブファンド。アクティブの割には信託報酬0.693%と比較的安め。銘柄選定方法がシンプルだからかな?組み入れ上位の業種は「銀行」「鉄鋼」「海運」で、この3つで約50%を占めています。今年2023年は日本株が伸びたし、高配当銘柄への注目がかなり高まった影響もあるよなぁ、と思いました。

標準偏差という指標もチェック

シャープレシオやリターンに加えて、見ておきたい数字が標準偏差

難しく表現すると、データの平均値からの偏差を2乗した値の平均の平方根を取ったものです。標準偏差が小さいほど、データのばらつきが小さいことを意味し、標準偏差が大きいほど、データのばらつきが大きいことを意味します……

要は標準偏差は価格の振れ幅の大小=リスクの大小、ということになります。

金融分野では、投資ポートフォリオのリスクを測る指標として用いられます。

投資信託での標準偏差の判断基準は、その投資信託の投資対象となる資産クラス(株式、債券、不動産など)の一般的な標準偏差レベルと比較することになります。

参考までに資産クラス別に比較した記事を書きました。

資産クラス別のリスクとリターンから新たな気づき(投資未経験の人向け)

大まかに標準偏差の大きい順に書くと

国際REIT > 国際株式 > 国内株式 > 国内REIT > 国際債券 > 国内債券

バランス型はこの中間になります。

まとめ

単純にトータルリターンを確認するだけではなく、その資産クラスの標準偏差で自分のリスク許容度と照らし合わせた上で、シャープレシオを確認してリスクとリターンのバランスを確認する順序が良いかと思いました。

ちなみにSBI証券では投資信託の検索で「投資指標」→「シャープレシオ(降順)」で高い数値のファンドも見つけられます。

出典:SBI証券ホームページ

こういった機能を使いつつ、数値の高いファンドでアグレッシブに攻めるのも一つの考え方かと思います。

なお半年前の上位はメキシコ債券などでした・笑 

以上、時間がない人の投資の参考になれば!

確定拠出年金、企業型DCの取扱商品でもまとめてみましたので、もし興味あれば。

シャープレシオ・ランキング:企業型DC編
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