外貨預金!?いいえ、私は外貨MMF派です!

投資について調べていると「外貨MMF」って言葉が出てきませんか? なんか英語で書いてあってよく分からないし、怪しい!私には関係ない! なんてあっさりスルーしてませんか??

もしくは、外貨MMFは分類的には投資信託ですよね?投資商品ということは元本割れのリスクがあるんじゃないですか?いやだ、怖い!なんて思っていませんか?

ブラック企業&社畜スタイルで働いていて時間があまり無い私でも、外貨MMFを買ったら放置プレイでも安心して資産構築に繋げています。

その経験から本記事ではそんな疑問に出来るだけお答えし、メリットとデメリットも合わせてお伝えしていこうと思います!

外貨MMFって何者!?

まずMMFって何じゃい!?と思う人もいるので先に何の略かをお伝えすると「マネー・マーケット・ファンド」です。

外貨MMFは格付けの高い外貨建ての公社債、特に短期のものに投資する投資信託です。本記事は2023年5月22日に執筆しておりますが、昨今の欧米各国の金融政策による金利引き上げによって外貨MMFの利回りも高い水準となっています。

執筆時点で、私が使っているSBI証券で扱っているものでは4.3%〜4.5%です。

日本のメガバンクの普通預金の金利はだいたい0.001%ですよね。なんと4000倍以上の差が!笑

後述しますが多くの証券会社では購入・換金時の手数料が無料です。そして購入・換金も毎営業日できるので自由度がかなり高いです。

私は配当金や米ドルで金融商品を買った時に余った細かい米ドルなんかを外貨MMFにちょこちょこ投入していますし、金融商品買う時に少しドルが足りない時に換金して利用しています。(=SBI証券だとすぐに買付余力になる)

そして嬉しい楽しい分配金については、毎日実績分配として、毎月月末に支払われます。

この4%を超える高利回りが毎月ですよ!

毎月分配される債券ETFのAGG, BND, SHY, TLTなんかでも2.0%〜2.8%です(2023年5月22日時点)

分配金は税金が引かれた後の金額が自動で再投資されます。実際にはこんな感じ↓

今はガッツリMMFにお金を投入している訳ではなく、お釣り貯金みたいな感じで使っているので金額が少なくて恥ずかしいですが・・・笑

上記の通り自動再投資してくれるので、放置しておけば複利が効いてくるということになります!

外貨預金 vs. 外貨MMF

外貨MMFはリスクの低い公社債がベースとはいえ投資商品なのでリスクはゼロではありません。ですが外貨預金と比較すると実は安全性も高い点があります。

  • 外貨MMF:投資者保護基金の対象(1,000万円まで保護)
  • 外貨預金:預金保護制度の対象外

銀行が破綻してくれちゃった日には、円の普通預金なら1金融機関毎に1,000万円まで保護されますが外貨預金は対象外です。。。

外貨預金の金利と外貨MMFの利回りについても比較してみました。(2023年5月22日時点、税引き前)

金融機関 普通預金金利定期1ヶ月金利 定期1年金利
三菱UFJ銀行0.010%0.010%0.010%
三井住友銀行0.010%0.010%0.010%
みずほ銀行0.010%0.010%0.010%
ソニー銀行0.700%3.000%4.500%
住信SBIネット銀行0.500%1.000%4.600%
イオン銀行0.150%3.000%3.500%
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外貨MMF 利回り
ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド4.312%
ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト4.380%
ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド4.548%
ゴールドマンサックス4.565%
見出しをクリックすると並び替えができます

定期預金だと利払い日は満期時ですし、基本途中解約できないですよね。解約できても、その時の適用金利がすごく低くなるので非常に損した気分に・・・

それに対し、外貨MMFの分配金は毎日実績分配として、毎月月末に支払われます。

分かりますか?「1ヶ月の外貨定期預金 vs. 外貨MMF」とすると外貨MMFの圧勝!笑

外貨預金は基本元本保証ですが、預金保護制度の対象外というリスクに加え、途中解約できないという不自由が最大のデメリットとなります。

手数料について

ネット系の証券会社で大手4社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)を調べたところ、各社「購入時・換金時それぞれ無料」でした。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券やSMBC日興証券、大和証券なんかも無料でした。ちょっとホームページの記載が分かりにくかったですがみずほ証券や野村證券も無料の様です。ただ、各社為替手数料が異なるのでよく確認してほしいと思います。

あとはファンドの管理手数料が各商品で年間0.数%を上限として設定されていますが、その他諸々の投資信託と比較しても安い部類かと思います。自分で払うのではなく、ファンドから自動的に支払われる形になります。

リスクは?

為替リスク

外貨建ての商品なので為替市場の変動によって発生します。

金利リスク

短期金融商品への投資を行うため金利リスクが発生します。金利の上昇によって収益が変動することになります。今2023年5月22日現在では高い金利が継続していますが、欧米各国が政策金利を下げることになると、それらにつられて利回りが低下するでしょう。

流動性リスク

MMFは一般的に高い流動性を持っていますが、市場の状況や特定・特殊な出来事が発生した場合は流動性が下がる可能性があります。たとえば金融危機や市場の乱高下があった場合など。

デフォルトリスク

MMFが投資する金融商品の発行体の信用力に関するリスクがあります。基本的には高格付けの債券等への投資が一般的ですが、発行体が債務不履行に陥った場合や信用格付けが低下した場合にはMMFの価値や収益性に影響がでる可能性があります。

どこで買える?おすすめの金融機関は?

証券会社で購入ができます。銀行でも取り扱っているところがあると思います。

私の調べた中ではSBI証券が扱い商品が最も多かったです。

松井証券:ゴールドマンサックス

マネックス証券:ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド

楽天証券:ゴールドマンサックス、ニッコウ(計2つ)

SBI証券:ゴールドマンサックス、ニッコウ、ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト、ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド(計4つ)

まとめ

  • 高格付けの短期債による低リスク
  • 高利回り
  • 購入・換金の手数料無料
  • 流動性の高さ
  • 自動再投資の完全放置スタイル可

このあたりがメリットでしょうか。

投資の時間が取れない!元本割れが怖い!激しい値動きが怖い!そんな人にこそ外貨建てMMFは魅力的な金融商品になると思います。

気になったら好きな証券会社の口座で少額からチャレンジしてみましょう。

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