新NISAの開始に向けた準備、できていますか?
私はうっかり円安ピークの11月頭、米国債の購入時に余計な分までドル転してしまい……手元に含み損を大きく抱えてしまったドルがたくさんありまして(涙)「成長投資枠」を使い、米国ETFで何とかしてやろうかと。
そこで目に止まったのが、NASDAQ100
2024年は米国の政策金利の利下げが見込まれ、株式には追い風!特に研究開発費・新規事業投資に全力投球しているような超大型企業が多数。
ここは成長の波に乗って、わたしのウッカリ損を回収しなくては!
ただ、NASDAQ100に連動する米国ETFを調べたらQQQの他に、QQQMってやつもあるじゃないですか?これどうしたらいいの?どちらを買えばいいの?と思い調べてみました。
結論としては、「個人ならQQQM」じゃね!?って答えに行き着く訳ですが。
QQQ vs. QQQM
ここは公開されているデータで比較していってみましょう!
QQQ | QQQM | |
---|---|---|
基準価額 | $405.34 | $166.63 |
純資産総額 (百万) | $217,642 | $17,036 |
出来高 (千) | 62,896 | 2,465 |
分配利回り | 0.54% | 0.59% |
経費率 | 0.20% | 0.15% |
設定日 | 1999年3月10日 | 2020年10月13日 |
数字を見ると規模が大きく違いますが、分配や経費率はQQQMに優位性があります。連動する指数は同じNASDAQ100なので、経費は安い方が何かと嬉しい……ですよね??
リターン | QQQ | QQQM |
---|---|---|
1年 | 33.42% | 33.56% |
3年 | 9.79% | 9.88% |
5年 | 18.88% | – |
10年 | 17.37% | – |
リターンで見ても、大きな差は無いですね。経費率の分だけ少し良いのかしら?
上位構成比率 (%) | QQQ | QQQM |
---|---|---|
アップル | 9.57 | 9.54 |
マイクロソフト | 8.58 | 8.55 |
アマゾン | 4.83 | 4.81 |
ブロードコム | 4.25 | 4.23 |
テスラ | 3.80 | 3.79 |
エヌビディア | 3.76 | 3.75 |
メタ | 3.68 | 3.67 |
アルファベット (A) | 2.44 | 2.44 |
アルファベット (C) | 2.39 | 2.38 |
コストコ | 2.35 | 2.34 |
とりあえず、念の為見てみましたが差はありません。
商品概要紹介ページでは内容に差はあるかな?と思い確認したところ
Invesco QQQは、Nasdaq-100 Index®に基づく為替取引ファンドです。ファンドは、ほとんどの場合、インデックスのすべての株式で構成されます。このインデックスには、時価総額に基づいてナスダック株式市場に上場している国内および国際的な最大の非金融企業100社が含まれています。ファンドとインデックスは四半期ごとにリバランスされ、毎年再構成されます。
Invesco NASDAQ 100 ETF(ファンド)は、NASDAQ-100インデックス(インデックス)に基づいています。ファンドは、総資産の少なくとも90%をインデックスを構成する有価証券に投資します。このインデックスには、ナスダックに上場している国内外の最大の非金融企業の100社の証券が含まれています。ファンドとインデックスは四半期ごとにリバランスされ、毎年再構成されます。
QQQMだけ上記ハイライトしたところだけ記載内容に差がありますが……私の知識レベルではよく分かりません。そうか、分からない個人に向けてなのか、補足する別ページ(英語サイト)がありました。
ただ、この英語サイトでも下記の様に基本的なNASDAQ100の説明に終始、特にQQQとQQQMの違いについては触れられていませんでした。
- 世界で最も革新的な企業へ投資できる
- テクノロジーだけでなく、他のセクターも含む
- 急速に変化する世界に適応する企業
- 大型〜メガ企業
- S&P500やラッセル1000よりも高い収益性
これらの情報だと、まだスッキリしないのでQQQMが設定された当時のリリース情報などをみてみると
- すべての顧客に対応する
- 流動性を重視するなら取引量の多いQQQ
- QQQMは長期的な「バイアンドホールド」向けにコスト削減
とのこと。ついに分かりましたよ。要は個人向けに安く設定して買いやすくした、ってところでしょう。私は「長期・分散・低コスト」を基本ルールとしているので、QQQMがより自分には考えが合っているな、と思いました。
QQQが付く、他の謎ETF
調べていたらQQQM以外に、「QQQJ」と「QQQS」という謎のETFも見つけてしまいました。
QQQJ(ネクストジェネレーション100):ナスダック上場の革新的な中型株企業へ投資です。ナスダックの時価総額が101〜200番目の企業に投資するという商品。次なる成長企業を狙いたい人向け。
QQQS(フューチャージェネレーション200):ナスダックの中小企業200社への投資で、200社へ均等配分。最も価値のある特許ポートフォリオ200の中小企業とのこと。
きっといつかは爆発するのかな?今のところパフォーマンスは……
リターン | QQQJ | QQQS |
---|---|---|
1年 | -0.04% | -18.39% |
3年 | -3.99% | – |
5年 | – | – |
10年 | – | – |
結論、個人はQQQMでいいんじゃね?
QQQMのリリース文にあった様に、コストを削減して長期的な「バイアンドホールド」を支援ってことなので、長期的な資産形成を狙って作られたNISAの趣旨にも合うし、私の基本ルール「長期・分散・低コスト」の投信を買って「ガチホ」する戦略とも合います。
って事で、2024年の年始に一括投資でぶっこみます!(頼む、右肩上がりで成長して〜〜〜)
それでは。