私は世界の経済が人口増も手伝って長期的に成長していく、というシナリオを受けて投資を行っています。主にインデックス型の投資信託に。
経済が成長してくのは分かるけど、株価が上がる仕組みについてはそこまで深く考えたことがなかったな、と思っていたところにちょうど良い記事に出会ったのでその紹介と私が感じたことを書いています。
記事のポイントは大きく下記3点です。
- 株価はおおむね「9割の時間帯」で上昇し、投資家はその上昇トレンドに乗りたがる
- 上昇の背景にはインフレや金利低下傾向、企業の成長がある
- インデックスの構成銘柄の入れ替えが株価に影響を与え、上昇トレンドを強化する
2024年初の株価急騰
今年、2024年に入って、大発会(1月4日、日本の株式マーケット初日)の日経平均はマイナスからのスタート。でも翌日からは力強く上昇していて、バブル崩壊後の高値を更新中。1月17日には一時3万6000円を超えて、世の中が湧いていました。
昨年末などに好業績の発表が相次いでいたなぁと思い、それが原因だと個人的には感じますが。そもそもコロナからの復活で世の中の活動が本格的に加速し始めたのが2023年で、そしたら「対前年比」で良いパフォーマンスが出るのは当たり前だよなぁ〜なんて思うけど。
まぁ、投資家の皆さんが喜んで各企業に注目し、購入者殺到!ってことだよねぇ。
株価上昇のメカニズム
こんな感じで株価が上昇しまくっている日本にいるからこそ、この東洋経済の記事もすっと入ってきたのだろうなぁ。この記事では株価上昇について下記のように表現している。
株価というものは、普通の時は右上がりを続け、ある瞬間、暴落が起きて、一気に調整する。そして、そこから上昇トレンドを再開する。この繰り返しなのだ。
では、そもそも「通常は右肩上がり」なのはなぜか?
- 個人投資家は、いつも株価が上がるから、上昇トレンドに乗ろうとするから買う。
- ファンドマネージャーも、基本は買い続ける。なぜなら、買いトレンドが起きているときしか、個人は投資を増やそうとはしないため。
- 投資に興味のない人も、景気の良い話を聞いて思い腰を上げ株式市場に参入する。
- 機関投資家も横並びの競争に勝つために、より上昇を掴めるポートフォリオを組む
まとめるとこうゆうこと。
ほとんどすべての投資家は、上がる方向に賭けているか、少なくとも、下がるよりも上がる方向にバイアスを持って投資しているのである。だから、上昇トレンドの方が起きやすいし、上昇トレンドがあるときに、それにレバレッジを賭けたかのように、上昇トレンドが強まるのである。
これにはかなりの納得感。結局はみんな大きな流れに流されているのだから。
株価上昇の元となるインデックス自体が上昇バイアス
投資家がベンチマークにしているインデックス自体が、そもそも上昇することを見込んで銘柄が組まれているということ。ダウ平均は30銘柄、S&P500は500銘柄、Nasdaq100はNasdaqに上場している規模上位100社。これらの指数は企業業績などによって入れ替えがあるのが基本。日本の指数もまぁ同様ですよね。
- 落ち目の企業が指数から外れる→外れて株価下落
- 勢いのある企業が指数に採用→注目が集まり買われて株価上昇
それゆえか、各社指数から漏れないように企業努力するのよね。財務を強化したり、株主還元を強化したり。
ちなみに企業自身の努力だけでなく、日本はお上がプレッシャーをかけてきていますよね。去年日本では、金融庁や東京証券取引所が「PBR1倍割れ」などの上場企業に資本効率の改善を求め始めました。
今年に入って東京証券取引所が15日に発表した調査では、2023年12月末までにプライム企業の4割がPBR(株価純資産倍率)の改善や資本収益性を意識した経営改革策を開示したとの発表が。(すばらしいっ!)
さらに、東京証券取引所は2025年3月からプライム市場に上場する全約1600社に重要情報の英文開示を義務づける、とのこと。海外の投資家が投資判断をしやすくするために、ですよね。
日本株に色々と追い風が吹いていると感じるっ!
インフレも株価上昇圧力に
物価が高くなれば、株価も高くならないとバランス取れてないですよね。なのでインフレに合わせて株価も上がらないと辻褄が合わないと。
デフレ続きだった日本が、ここ1−2年は珍しく企業が製品の値上げを行なっていましたよね。値上げ分は企業の営業利益を押し上げていったことを覚えています。消費者が値上げを受け入れ、投資家は値上げを評価し、株価は上昇していった……
ってことで、インフレは株価も押し上げるのよね。
世界中の国の政策でインフレ目標を持ってるし、基本的な構造としてはいい具合にインフレさせていくって流れなのよね。
(政府は企業に対してインフレに見合う賃上げをしてよ、ってプレッシャーかけているニュースを見ました。それに答えてXX社はXX%の賃上げをします!とか景気のいい話が出ているけど、私の勤めている会社は賃上げする気配すらなかった!!!どうなってんだよ。インフレ社会で賃上げをしなかったら減給と同じだよ?増税もあるからダブルパンチだよ?「当社では人が財産である。だから良い成果を出せたら投資するよ」っていうけど、それって成果が上がらない限り投資しないってことだよね?先行投資って言葉知らねーのかーーー!!?
……と、思わず熱くなってしまいました。失礼っ!)
私はどうしたか?勢いに釣られて個別株を買っちゃった!
最後にこの記事ではこのようにまとめている。
株価はそもそも上がることが構造的に決まっていることになる。これが実は、見かけ以上に重要である。こういうトレンドがあるならば、上昇トレンドに乗るのが、投資の王道、必勝法である。だから、みんな株を買う。この構造をわかっていても、いなくても、株を買う。株を買う人ばかりになるのである。
だから、株は上がる。ただ、それだけのことなのだ。
結局は「投資家マインドは上昇バイアスを持っている」し「株価指数も上昇バイアスを持っている」ってことになる。だから上昇に乗っかる!そして危なくなったら(暴落が来たら)いち早く逃げる。ってことで今年はやっていこうかなぁと思っているのです。
んでもって、この上昇トレンドに乗りたくって普段からお世話になっているも外食産業を中心に複数買いました。単元未満株ですけど。でも、さらなる成長が見込めるかな?と思った銘柄はミニマムの100株を買いました。
(給料が上がらない分は投資で取り戻さないとっ!)
普段はインデックス型投資信託と米国債に全力投球、個別株は価格の変動が激しすぎて基本やらないのですけど……重い腰を上げてしまいました
釣られてるなぁ〜〜笑
練習がてらめっちゃ少額ですけど。でも実際に保有してみて感じました。同じ業種でも銘柄毎に日によって株価の上下が逆方向。そしてやっぱ上がって下がっての繰り返しで長期的に伸びていくものなのだなぁ(まだ長期ではないけど・笑 そして希望がだいぶ入ってた見方をしていますが)
それでは。