子供二人を連れて公園にいく道の途中で突然聞かれた。
「お父さんってお金を借りたことある!?」
え?なに突然??
まさかゲームの課金のためにお金を借りようとしているのでは……などと私としてはマイナスなことでは?と考えてしまいましたが、わたしの答えに息子がさらに返してきたことばに驚きました。
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子供の金融教育
わたし自身は10年以上前から「手取りの先取り貯金」(これは本多静六「私の財産告白」の月給4分の1天引き貯金をルール・仕組み化し、投資のタネ銭にするという考え)をスタート地点にし、融資を活用した不動産投資から、株・投資信託・債券といった金融商品への投資を行っています。
常に投資のことが頭のどこかにあるので、情報収集も自然とできるようになっています。
この投資を始めたことがきっかけで、自分の年収を上げたり、金融資産を増やしたりすることができる様になったのだと思います。それゆえ、「投資」というか「お金に関する知識」は重要だと常々感じていて自分の子供にも伝えたいなぁと。
私は母から「人からお金を借りるのは絶対にダメ」「借金は雪だるまのようにどんどん大きくなる」「その借りたお金がきっかけで人間関係にヒビが入ることもあるのよ」と小さい頃から何度も言われて育ってきたので 借金 = 悪 だと思い込む様になってしまったのですが、投資を始めてからは違うのでは?と。
それは、私の人生を大きく変えるきっかけになった「金持ち父さん貧乏父さん」という本を読んで確信しました。
なので自分の子供が将来お金に苦労しない様に、小さい頃からの金融教育をしていきたいなと思うようになったわけです。(妻はお受験ママなので、やれ塾だ、英語だ、運動だ、芸術だ、とあれこれ習い事を詰め込んでいるのですが……それが良いか悪いかは子供が大きくなってからじゃないと分からない)
お年玉を考えるきっかけに
常日頃からむずかしい話をしても伝わらないだろうと思ったので、年一回で特にお金に対する興味が一気に高まる「お年玉」のタイミングを活用するようにしています。
今までは単純に「欲しいものがあれば貯金しな!」と、てきとうに伝えていました。が投資による「複利」の力を信じ、実感する様になってからは子供にも理解してもらいたいなと思い「年末にもっているお金の⚫︎⚫︎%をお年玉としてあげる」ことにしました。
欲しいもののためにお金を貯めることは、もちろん大切です
ただそれだけではなく、「複利」という考え方を小さい頃から知っていくことが金融知識を高める土台になるのでは、と思っています。
ちなみに今年2024年のお年玉は利率を上げました。なぜなら「2023年は世界的に金利が上昇した」からです。
子供にもわかりやすいように、世界中のものの値段が上がって(マックのハッピーセットも値段が高くなったよね!?)生活している人みんなが困るから国が頑張って値段が上がりすぎないように努力しているんだよ。と。
金利を上げて物価上昇を抑えるのだよ、と。
さらに、1ドル紙幣もおまけしてあげました。為替によって円の価値が日々変わっていくのだよ、ということを伝えたかったし、さらには先ほどの「金利」によっても為替は変わるということも。
まぁ、むずかしい話までは理解できなくても円の価値が変わるということだけは体験して欲しいなと思ったためです。
自分の体験を失敗と共に
子供にできるだけわかりやすい話を厳選したら
- 不動産投資:借金の返済を家賃が上回ってお金が増えた
- 米国債:実際に●●ドルもらって、そのお金で旅行できた
- 株:高い値段のときに買って、そのあとで値下がりし今は5分の1だよ(涙 でも株主優待でレストランにご飯行けた
くらいが、普段話をしていることなのですが、自分の身近な生活の中でわかる話の方が記憶に残るというか、何かのきっかけで思い出してくれればいいなぁ〜と思い伝えています。
それが公園に向かう途中にふと質問された
息子:「お父さんってお金を借りたことある!?」への回答に
わたし:「いま住んでいる家を買う時と、人に貸すお家を買うときに借りたよ」と伝え、特に投資用不動産の借金と家賃の関係を改めて伝えたところ
息子:「それってお金を働かせているってことだよね!?」
と話してくれたこと。
おぉ!!私が今まで「お金自身を働かせているんだよ」と伝えていたことをしっかり覚えていてくれたのか!!と。
ほんと涙出ましたよ(TT) 心の中で、ですが。
子供って伝えたことを全然覚えていない!と日々思っているのですが(怒っているのですが)、実際にはしっかり覚えていて、ただ単純に行動に移していないだけなのかなぁ〜と・笑
そして、日々子供に話しかける内容には気をつけないと!と改めて思いましたとさ
おわり